1998-05-19 第142回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第16号
当時の新聞論調というのは、民間機を撃墜したのはけしからぬということだけで、なぜ航路逸脱をしたのかという問題があいまいにされておりました。ところが、いろいろと調べてみますと、あれはパイロットが迷い込んだという一部の新聞報道とは事情が違って、かなり意図的に航路逸脱をやっているというふうにみなさざるを得ないんです。
当時の新聞論調というのは、民間機を撃墜したのはけしからぬということだけで、なぜ航路逸脱をしたのかという問題があいまいにされておりました。ところが、いろいろと調べてみますと、あれはパイロットが迷い込んだという一部の新聞報道とは事情が違って、かなり意図的に航路逸脱をやっているというふうにみなさざるを得ないんです。
外務省関係はICAOの資料を絶対にと言っておりますけれども、それならば、なぜ航路逸脱をしたかという問題についてこれはもっと綿密に調べてみる必要があると思うんです。 それで、韓国の政府の方に渡ったそうですけれども、ボイスレコーダーというのがあります。ボイスレコーダーというのがあって、これが撃墜されるまで、墜落をするまでの何分間かの交信のやりとりが行われている。
先ほどの、四十五分過ぎに自衛隊は緊急通信で信号を送っているわけですが、御指摘のように、その時期にはちょうど機長が航路逸脱に気がつきまして、ハバロフスクの管制部との間の通信設定に、鋭意努力していた時期とほぼぶつかります。このような事情からも、通信を聞き取っていただけなかったのじゃないかというようなことも考えられると思います。
○佐藤(祐)委員 日航の四四一便の乗員がミスで航路逸脱をした。これは非常に重大な問題だというふうに私ども考えております。
○佐藤(祐)委員 私は、十月三十一日に起きたJAL四四一便の航路逸脱問題からお尋ねしていきたいと思いますが、その前に、最初に、ただいま我が党の名前が名指しで出るということがございました。二日だけ申し上げておきたい。 我が党の宮本議長が昨年ソ連に参りまして、共同声明を発表いたしました。
〔委員長退席、関山委員長代理着席〕 それから、今度はアンカレジからロス行きの航路逸脱がある。それから豪州でもコースを逸脱したという問題がある。それから福岡空港でのニアミスが一つ最近問題になっている。あの事故以降といえども、日本航空のこういう非常に危険な状態というのは頻発している。
こうしたいろいろな事故が起きていること、また今回の航路逸脱等に関し、運輸省は日本航空に対してどのような再発防止の措置を講ずるように指導したか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。
○平沢参考人 先生の御指摘の点は、モスクワ線の航路逸脱にかかわる件だと存じますが、本件につきましては、あの地域におきまして……(森中委員「モスクワじゃない、シアトルだよ。モスクワヘ行ったのとシアトル便と続いているわけだ」と呼ぶ)もう一つの方は、アンカレジからロサンゼルスに飛んだ便のことでございますね。
やはり何といいましても、幾ら体制をつくり、規則をつくり、手順をつくりましても、これを守らないことには本当に安全は確保できないということで、この重点につきましては本当に一生懸命になって努力をしてもらったということを私は承知しておりまして、そういう意味で今回の航路逸脱という重大な事件を起こしました乗務員諸君に、どうしてこれだけ基本に忠実に、規則を守りルールを守れということを見落としたのかという点が非常に
○政府委員(西村康雄君) 今お話しのように、今回また航路逸脱の事件が起きましたこと大変遺憾に思っています。日航機事故がありまして、再びこのような事故を起こさないということをかたく我々運輸行政に携わる音あるいは航空会社に従事する者一堂そういう決意を固めていたはずのところ、またこういった事件があったことを大変残念に思っております。
○参考人(平沢秀雄君) 今御指摘の航路逸脱事故を起こしまして、私責任者といたしましてまことに申しわけなく思っております。深くおわびを申し上げます。 ただいまの御質問でございますけれども、日本近辺というお話でございますが、侵入をいたしました場合に撃墜するとはっきり言及している空域はソウルの大統領官邸上空以外にはございません。
航空機の事故につながるおそれのある航路逸脱問題について、私どもとして非常に重視しておるところでございます。 先ほど御指摘のございましたオーストラリアの空港における航路逸脱につきましては、ただいま豪州の航空当局から、こういう事実があったようだが、これについて調査して回答してくれという申し入れが、私どもの事故調査委員会を通じて航空局の方に行われております。
○山田説明員 航路逸脱についても同様に考えていきたいと思っております。
○日笠委員 それは航路逸脱も入りますか。
これだけの重大な航路逸脱の事件でございまして、ボイスレコーダー初めあらゆる手がかり的なものは解析されているわけでしょう。それがいまだにわからないというのはどういうことなんですか。何日たっておるのですか。処置すべきことはきちっと処置しなさいよ。
○西村政府委員 運輸省はそのときに航路逸脱について防衛庁から聞きました。しかし、それまでの間、特に異状は知っているかという連絡がありまして、緊急事態であるという感じの連絡はなかったものですから、そうして待っていましたら数分後に、航路に戻っているという連絡をさらに防衛庁からいただいたわけでございます。
○西村政府委員 自衛隊が緊急無線で連絡を入れましたのは、既に飛行機が航路逸脱に気がついてハバロフスクとの交信を試みてからでございます。時間的には自衛隊が後でございます。したがって、交信に追われていて聞こえなかったという説明はそれなりに理由があろうかと思っております。
加えて、この際、日航の羽田沖墜落事故、また今回の航路逸脱事件等は、一体何がこうせしめるのか、何が原因とお考えかをお聞きいたします。日航は、政府依存の体質から今こそ脱却すべきだと考えますが、その民営化を含め、総理並びに運輸大臣の見解を伺うものでございます。 最後に総理、これからの我が国の歩みは容易ではございません。国際環境は一段と厳しく、国内的にもかつてない高齢化社会を迎えんといたしております。
それに先立って、けさほどからお話が出ておりました日航機の航路逸脱事件でございます。本当に聞いておりまして、あるいはニュースを見まして慄然としたことでございましたが、特に痛感されるのは、やはり危機管理システムがちゃんとできているかどうか、これは大変大事なことだなということを痛感をいたしました。
クロスチェックをしていればこういう五百キロの航路逸脱ということに当然気がつくわけです。それが気がつかないで飛んでいくという可能性があるのかどうかが問題なんです。だから、位置の確認、通報というものは、位置の確認をしないで通報するということはこれはないと思うのでありますが、その点どうですか。
あの〇〇七便の余りにも異常な航路逸脱の原因を究明していくことは我々遺族の一致した悲願である。こういうふうに言われております。 ソ連によって落とされているけれども、なぜ大韓航空機がそういうふうに進路を大きく誤ったのか厳しく指摘をされております。
したがって、私はここで論争してみても始まりませんから、明らかに領空侵犯、航路逸脱というのは、これは単なるミスとは認めがたいということでありますから、真相究明のためには、日本政府としてもこの航路についてもっと具体的に知り得るものは提出をする。
さらに、それならば不可解な航路逸脱が単なる過失によるものなのか、あるいは意図的な航路逸脱なのかということを突き詰めていかなければならないと思うし、先般の衆議院予算委員会の大出質問の議事録をひもといてみますと、やはり単なるパイロットの過失とは認めがたいものがあるというふうに思わざるを得ないわけです。国会の決議でも真相究明ということの決議が行われているわけです。
先ほど申し上げましたように断定的な結論ではございませんが、国際民間航空機関は大韓航空機の航路逸脱について二つの蓋然性の高い仮説を立てております。そのいずれにつきましても乗員のミスでございまして、そのいずれかであったとすれば乗務員全員のかなりの程度の不用心、不注意を前提とすると、しかし国際民間航空においては考えられない程度のものではないというのが国際民間航空機関の判断でございます。
国際民間航空機関で大韓航空機の航路逸脱の面についての真相究明に当たりまして、いろいろ判断の基準にいたしましたのは、先ほど来申し上げておりますように、アメリカ、日本、韓国等の種々の航空管制に関する通信等をもとにいたしておるわけでございます。
○瀬谷英行君 このINSの押し間違いがあったとしても、なおその航路逸脱に気がつかないということはあり得ないというのが、これがパイロットの意見であります。これは日本のパイロットも韓国のパイロットも、一々細かく言いませんが、同様の指摘をしております。つまり、パイロットによっては、このような仮説は成り立ち得ないということを証言しているわけです。
○国務大臣(安倍晋太郎君) 本件の調査報告書は、国際的に高い権威を有するICAOが国際的な協力のもとに中立的な立場から総合的に行った唯一の調査結果でありまして、調査報告書みずからも認めておるように、ソ連の非協力、あるいは生存者の皆無、ブラックボックスの未回収等の制約から航路逸脱の原因は断定できないとしながらも、原因として考えられる仮説として、乗務員の操作ミスの可能性が高いとしているのであります。
○瀬谷英行君 いや、私がお聞きしたいのは、例えば五時間も航路逸脱をして五百キロも離れたところを飛んだというような事例がかつてあったかどうかということです。